HPVワクチンを迷うお母様へ|子宮頸がんを知って未来を選ぶ【上伊那郡 辰野町】
「子宮頸がんワクチンって、副反応のニュースも見たし、なんだか怖い……」 「娘に受けさせるべきか、受けさせないべきか迷っている」 「大事な子供のことだからこそ、どう判断したらいいかわからない」
お子様の健康や将来を想うからこそ、HPVワクチンの接種について悩まれる親御さんはとても多くいらっしゃいます。HPVワクチンの定期接種(公費)の対象年齢は小学校6年生から高校1年相当の女子です。
「怖いから受けない」と判断する前に、まずは子宮頸がんという病気のこと、そしてワクチンのことを正しく知って、将来のことをじっくり考えてから判断してほしい――。
今回は、私がこの想いを強く抱くようになったきっかけのお話とともに、子宮頸がんとワクチンについて知っておいていただきたい大切なことをお伝えします。
少しでも、ご自身やお子様の未来の選択に寄り添うことができれば幸いです。
私が「HPVワクチンのこと」を伝えたい理由
以前、私が受講したセミナーで講師の先生がお話しされていた言葉が、今でも忘れられません。
あるお母様が、子宮頸がんでお嬢様を亡くされたそうです。そのお母様は、涙ながらにこうおっしゃったそうです。
「どうしてワクチンがあると知らせてくれなかったのか。知っていれば、ワクチンを接種していれば、娘は生きることができたかもしれません。悔しい」
その悲痛な叫びを聞いた講師の先生は、「一人でも多くの人にHPVワクチンのことを伝えなければ」と決意されたとお話ししてくださいました。
このお話を聞いたとき、私自身も強く心を動かされました。「知らなかったことで後悔する人を一人でも減らしたい」
そしてWHOはHPVワクチンにより世界から子宮頸がんをなくすことを目標にしています。実際にオーストラリアではゼロに近い状況になっています。「日本から子宮頸がんが無くなる日が、一日でも早く訪れてほしい」と願っています。
そんな想いから、私も一人の医療従事者として、HPVワクチンのことを一人でも多くの方にお伝えしたいと考えています。
知っておきたい「子宮頸がん」の現状
子宮頸がんは、子宮の入り口(頸部)にできるがんで、特に20代〜30代の若い女性に多く発症するのが特徴です。
- 年間約11,000人が新しく子宮頸がんと診断されている
- 年間約2,900人の方が命を落とされている
- 日本人の女性では、およそ76人に1人が一生のうちに子宮頸がんと診断されている
- 20代から患者数が増え始め、30代までに年間約1,000人の方が治療で子宮を失う、または妊娠が難しくなっている
若い世代で発症し、大切な未来や命が奪われてしまう可能性があるのが、子宮頸がんの現実です。
しかし、子宮頸がんには大きな救いがあります。それは「原因がわかっていて、予防ができるがん」だということです。
予防のカギは「HPVワクチン」と「検診」
子宮頸がんの主な原因は、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染です。
予防法は大きく分けて2つあります。
- HPVワクチンの接種(ウイルス感染を防ぐ)
- 定期的な子宮頸がん検診(早期発見・早期治療)
WHO(世界保健機関)も、世界から子宮頸がんをなくすためにワクチンを推奨しています。カナダやイギリスなどでは接種率が約80%に達しており、日本でも15歳から16歳(2009年生まれ)の女性では66.2%の人が接種したという報告があります。(日本対がん協会2025年度)
もし検診で「異形成(がんになる前の段階)」が見つかった場合でも、軽度であれば自分自身の「自然治癒力」で治ることもあります。早いうちであれば、手術をしなくても済むケースが多いのです。
「怖いから受けない」の前に知ってほしいこと
「でも、やっぱり副反応が心配……」と感じる気持ちは、とても大切で自然な感情です。不安を抱くこと自体を責める必要はまったくありません。
ただお願いしたいのは、「よくわからないから怖い、だから受けない」と決めてしまうのではなく、「良いこと(予防効果)もリスク(副反応)もある」と両面を知った上で判断してほしいということです。
知った上で「受ける」「今は見送る」という選択をするのと、知らないまま判断してしまうのとでは、将来の安心感が大きく違います。
こんな悩みや迷いはありませんか?チェックリスト
HPVワクチンの接種について、こんなことで迷っていませんか?
- ワクチンの副反応についての情報が多く、何が正しいかわからない
- 娘に受けてほしいけれど、本人が怖がっている
- 自分自身が受けるべき年代(キャッチアップ接種など)なのかわからない
- 子宮頸がん検診をいつから受けるべきか迷っている
- 家族や娘とワクチンについてどう話せばいいかわからない
- 病院の先生に質問しづらく、一人で悩み続けている
- 「知らなかった」ことで将来後悔したくないと感じている
疑問や不安があれば、遠慮なくご相談ください。
くすりのひまわりで大切にしていること
「ワクチンを絶対に受けてください」と無理に勧めることはありません。
くすりのひまわりでは、病院の治療や予防接種を否定することも、強制することもありません。お一人おひとりのお話や不安に思っていることを丁寧にお聞きし、客観的な情報をお伝えしながら、お母様やお嬢様が納得して選択できるようにお手伝いをしています。
また、ご相談の際にはお体の状態(血流や自律神経など)をチェックしたり、体全体のバランスを整えるためのアドバイスを行うこともできます。
今日からできること・話し合えること
未来のために、ご家庭で今日からできる第一歩です。
- 子宮頸がんについての基本情報を親子で共有する
- 公的機関や専門家が発信する正しい情報(厚労省のリーフレットなど)を見てみる
- 「不安に思っていること」を書き出してみる
- 接種をするとした場合、いつ接種するかを考えてみる(小学校6年生はあわてることはありません。高校1年生は接種開始時期を考慮する必要があります)
正しく知ることが、不安を安心に変える一番の近道です。
医療機関や専門家に相談していただきたいサイン
以下のような場合は、一人で抱え込まずに内科・婦人科などの医療機関やご相談窓口へお問い合わせください。どこに相談して良いか分からない場合はくすりのひまわりにお電話・LINEにて ご連絡ください。
- 過去の予防接種で強いアレルギー反応や体調不良が出たことがある場合
- ワクチンの接種スケジュールや対象年齢についての具体的な確認
- 生理以外の不正出血や、気になるお腹の症状がある場合
- 接種後の体調変化について相談したい場合
主治医の先生や薬剤師としっかり話し合いながら進めていくことが大切です。
まとめ
大切な命や未来を守るために、HPVワクチンや子宮頸がんについての正しい知識を持っておくことはとても重要です。
「怖いからやめておく」ではなく、きちんと知って、将来のことを考えてから判断してほしい。知らなかったことで後悔する人を一人でも減らし、日本から子宮頸がんが無くなる日が一日でも早く訪れてほしいと心から願っています。
HPVワクチンの接種やご家族の健康について、気になることや疑問があれば、1人で悩まず気軽にご相談ください。あなたやご家族の選択に寄り添い、丁寧にお答えいたします。
執筆・相談担当
更年期専門薬剤師 伊藤弥生(やよい先生)
長野県上伊那郡辰野町の「くすりのひまわり」で、女性のお悩みやご家族の健康、漢方に関するご相談をお受けしています。
お一人おひとりのお話を丁寧にお聞きし、体質・生活習慣・お気持ちに寄り添いながら、安心して前に進めるようサポートしています。
辰野町を中心に、伊那市・箕輪町・南箕輪村・諏訪市・岡谷市・諏訪地域・木曽町などからもご相談いただいています。
HPVワクチンや子宮頸がんのことでお悩みの方へ
「娘にHPVワクチンを受けさせるべきか迷っている」
「副反応のことが心配で、どう判断したらいいかわからない」
「子宮頸がんについて正しい知識を知りたい」
そんな方は、1人で悩まず気軽にご相談ください。正しい情報をもとに、ご家族に合った考え方や対応策をご提案します。
くすりのひまわりでは、女性の健康専門薬剤師が、あなたやご家族の疑問や不安に丁寧にお答えします。
お電話での相談予約:0266-41-4814
くすりのひまわり
長野県上伊那郡辰野町平出1890-1
営業時間:午前10時〜午後8時
定休日:日曜・祝日
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